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カツオノエボシに刺されたら後遺症が残る?毒の症状について


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夏真っ盛り、海の季節ですね。

みなさんはもう海に遊びに行きましたか?

海に行くと泳ぐよりもカニ探しに夢中になる筆者です。(絶妙に逃げるんですよね、カニ。)

さて、今回の主人公はなにやらグロテスクな画像から始まりました、その名もカツオノエボシさんです!

クラゲのような生き物ですがどうなっているかよくわからないボディ。

いろいろ気になるカツオノエボシさんについて、探っていきましょう。

カツオノエボシって何者?

カツオノエボシはクラゲに似た生き物で、電気クラゲというニックネームまで付けられているのですが、じつはクラゲではない、ややこしい生き物。

烏帽子に見える部分は気胞体と呼ばれる浮き袋で、大きさは約10cm、その下にごしゃごしゃと付いているのが、触手です。

触手の長さはなんと約10~50mと、とても長いです。

そして1匹のクラゲに見える冒頭の写真は、実はたくさんのヒドロ虫が集まっている集合体なのだとか。

ヒドロ虫は刺胞動物の一種で、とりあえずクラゲではないものの毒針で刺してくることに変わりはないようです。(ざっくり解説)

カツオが到来する時期に現れる烏帽子のような形をしたアイツ、という意味で名付けられたカツオノエボシさん。

もう少し詳しく見ていきましょう。

刺されたらどうなる?どうする?

たくさんのヒドロ虫が集まってできているカツオノエボシ。

自身で泳ぐことはできないため、いつも波に乗ってふよふよしています。

ふよふよと流れ流され時折海岸付近まで流されてくるのですね。

なぁんだ、自力で泳げないのか~と侮ることなかれ。

そこに人間や他の生物が触れてしまうと…一斉に刺胞を発射して来るのです!(想像するだけでも痛いですね…)

この刺胞という毒針に刺された時の痛みがまるで強い電撃ショックをうけたような激痛に襲われることから、電気くらげとよばれています、が、実際には電気は発生しない生物なのだそうです。(ややこしや~)

そして刺されたあともだいぶ強烈。

激痛が走るのみならず、刺された箇所はミミズ腫れのように腫れ上がり、炎症を起こして、長期間痛みや発熱が続いてしまうのだそうです。(三日間熱が下がらない、なんてことも。)

しかもその刺された痕は50~60年にわたって生涯の傷になってしまうこともあるというので一生ものの辛い思い出になってしまいます。(辛いですね…)

二度目に刺された場合はアレルギー反応であるアナフィラキシーショックを起こしてショック死する危険性すらあるという猛毒の持ち主。(おそろしい)

できれば遭遇したくないですね。

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刺された!どうしよう?!

さて、海に行くならカツオノエボシに気をつけなくっちゃ!と…どんなに気をつけていても刺されるときは刺されます。

そんなときはどうしたら良いのでしょうか?以下にまとめてみます。

①患部をよく見て、触手がついている場合は海水でこすらず優しく洗い流します。
(ポイントは海水で洗うこと、水では余計に毒が出てきたりと都合が悪いので、海水で洗いましょう。)

②氷等を当てて冷やしながら、急いで病院へ。

アナフィラキシーが怖いですし、痕が残るほどの毒ですから、きちんと医療機関に受診しましょう。

また、クラゲではないので、くれぐれも酢をかけたりしないように。

刺激を受けるとさらに毒が出てきてしまうそうです…!!

(餃子…?)

カツオノエボシ、まとめ

さて、なんとなく怖い生き物!ということが伝わったでしょうか。

海流に流されるままふよふよしているため、時には波打ち際まで来ていたり、砂浜に打ち上げられていることもあるようですが、ブルーが綺麗~!とうっかり触ってしまわないよう気をつけてください。

打ち上げられて干からびていても毒針は元気だそうですから、くれぐれも注意して触ったり、踏んだり転んだりしないよう気をつけてくださいね。

そして、万が一刺されたときは海水で流してすぐに病院へ

ふよふよと癒されるクラゲ(カツオノエボシはクラゲじゃないけど)。

眺めるだけでちょうど良い生き物ですね。

今度はクラゲに癒されに、水族館が恋しくなった筆者でした。

ではまた。